対ロ外交「エース」が前線復帰=北方領土シフトで安保局増強-政府 政府は1日、国家安全保障局所属の内閣審議官に外務省大臣官房付の武藤顕氏(56)を充てる人事を発令した。ロシア課長などを歴任した武藤氏は対ロ外交の「エース」(外務省関係者)と目されている。12月にプーチン大統領の来日を控え、政府内では「北方領土問題の進展を狙う 安倍晋三 首相の意に沿った人事」との見方が広がっている。 武藤氏は1985年に外務省に入省した「ロシア・スクール」(ロシア語研修組)の一員。総合外交政策局総務課長など中枢ポストも経験し、昨年10月にいったん安保局の内閣審議官に就いたが、病気療養でしばらくの間、一線を退いていた。(2016/11/01-16:12) 【政治記事一覧へ】 【アクセスランキング】