スマートグリッドやクラウドコンピューティングといった流れの中、今後コンピュータが社会のあらゆる局面で活用されることが予測されますが、その実現のためには、メンテナンスの観点・低炭素化の観点から更なる機器・システムの低消費電力化が求められています。しかしながら、半導体の微細化を中心とした従来技術では機器・システムの高集積化と低消費電力化の両立が困難になってきており、新たな技術的アプローチが求められています。電源を切っても情報を保持できる次世代不揮発性素子は、この点で大きな可能性を秘めています。本プロジェクトは、不揮発性素子を用いた低消費電力システム実現のための基盤技術の確立を目指すためのものです。 本プロジェクトでは、我が国が優位性をもつ不揮発性素子に関わるハードウェア技術の高度化と併せて、不揮発性素子を用いる機器・システム等のアーキテクチャ、ソフトウェア技術、システム化技術を世界に先駆けて一