HDMIに対応したテレビ、プロジェクタ、レコーダ、プレーヤーなど各種機材が揃ってきたが、高品位な映像や音を得るための使いこなしには様々な誤解が多い。 幾つもの情報や経験則から生まれるHDMIの使いこなしが推測を生み、その推測がまた別の経験則と結びつけられ、何が原因でどのような事が機器の中で起きているのか、さっぱり判らなくなっているユーザーが増えているのが、読者から届くメールやAVファンのブログなどから見えてくる。 しかし、実はHDMIの特徴を把握していれば、HDMIの使いこなしはさほど難しいことではなく、カンのいい方ならばいろいろな対策を思いつくだろう。今回はHDMIの使いこなしについて、その基本的な考え方を紹介しよう。 ■ HDMIの映像/音声の品位を決めるものは? HDMIが一般的なデジタル音声インターフェイス(S/PDIFなど)や、アナログ音声/映像と異なる点は、ケーブルを通じて“信
マイコンソフト株式会社は12日、パソコンのアナログ/デジタルRGB映像出力信号を、D端子やS端子を持つテレビやプロジェクタで表示可能にするビデオスキャンコンバータ「XPC-4」の機能追加ファームウェアを提供開始した。 最新ファームウェアでは簡易パターンジェネレータモードを追加。映像出力時に、映像機器検査用パターンなどを表示できる。 また、15kHzを含む特殊な出力モードを追加。D端子映像と同じタイミングで、D-Sub 15ピン出力端子からアナログRGB出力が可能となった。新たに追加されたのは15kHz(インターレース)、31kHz、33kHz(インターレース)、45kHz、67kHz。 さらに、シャープが1987年から発売していたパソコン「X68000」シリーズの映像出力にも対応した。 □マイコンソフトのホームページ http://www.micomsoft.co.jp/ □ニュースリリー
シャープ株式会社は12日、中小型液晶パネルを生産している三重工場(三重県多気町)と、天理工場(奈良県天理市)の一部生産ライン閉鎖を含む、工場の再編に2009年1月より着手すると発表した。再編により、大型/中小型パネルそれぞれの生産体制の効率化/競争力強化を図る。 大阪府堺市に建設中の、世界最大となる第10世代マザーガラスを採用する液晶パネル新工場は、外観がほぼ完成。装置の搬入を始めており、当初の計画通り2010年3月までの稼動が視野に入ったという。 一方で減価償却をほぼ終えた天理・三重の各生産ラインと、第6世代マザーガラスを採用する亀山第1工場の生産ラインの特徴を活かした工場の再編をこれまで計画していた。そのなかで「現在の市況環境は液晶パネルの余剰感もあり、既存の液晶パネル工場の再編に着手する最適なタイミングと判断した」という。 テレビ用の大型液晶パネルについては、第8世代マザーガラスを採
オンキヨー、実売59,800円の静音/高音質パソコン -ソーテックブランド。Atom採用の「music Nettop」 オンキヨー株式会社は、ソーテックブランドのPCとして、高音質再生を追求しつつ、価格を抑えた「HDC-1L」を12月3日に発売する。価格はオープンプライスで、直販サイトでは59,800円で販売される。愛称は「music Nettop」。 オンキヨーのPC用同軸2ウェイ・アクティブスピーカー(GX-77M/ペア26,250円)をセットにしたモデル「HDC-1LGX」(74,800円)のほか、同スピーカーと、パネル解像度1,440×900ドットの19型ワイド液晶ディスプレイをセットにした「HDC-1LGX/19W1」(99,800円)もラインナップする。 性能をメールやWebブラウジングが快適に行なえる程度に抑えることで、低価格化を実現した“ネットトップPC”。CPUに Int
東芝REGZAのCMに福山雅治が登場していることが話題になっているが、そこでアピールしているのが、2008年の秋冬モデルのREGZA ZH7000/Z7000/FH7000に搭載した超解像技術。 “超”の響きがややセンセーショナルだが、この“超解像”というキーワードは、採用第一号の東芝が考えたものではなく、画像電子学会などの映像系学術界で用いられる一般技術用語である。だから、ソニーやシャープからも独自の超解像技術を採用した製品が出てくる可能性もあり、実際、東芝も独自の超解像技術に対し「レゾリューション・プラス」というブランド名を付けている。 では、この「超解像」とはどんなテクノロジーなのか。今回の大画面☆マニアでは、この「超解像技術」にスポットをあてた。 ■ 解像度変換技術と超解像技術の違い 超解像技術の本質を解説する前に、ここにきて、超解像技術が急激に注目されるようになったのか、その理由
「FPD International 2008」。シャープが次世代液晶展示 -4K液晶の実用化も。各社が低消費電力をアピール フラットパネルディスプレイの総合展示イベント「FPD International 2008」が29日に開幕した。会場は神奈川県・横浜市のパシフィコ横浜。入場料は2,000円で、事前登録者は無料。 液晶やプラズマディスプレイパネル、有機ELパネルをはじめ、検査装置、部材、設計支援、応用製品などディスプレイ関連業界の各社が出展している。主催は日経BP社。 ■ シャープは新世代液晶パネルを展示。4Kの実用化も シャープは大幅な低消費電力化を図った新世代液晶パネルを展示している。次世代のAQUOSに搭載予定というパネルで、52型/1,920×1,080ドットのフルHD。 液晶の透過率を大幅に向上したほか、光学シートの最適化などにより、消費電力を従来の半分近くにまで削減できる
上映が開始されると、ホールのスペースは448m2と広大だが、その空間に負けない巨大な音場が展開する。しかし、音の密度は非常に高く、冒頭の暴走シーンにおける車、バイクの爆発音が前方から強烈に浴びせられる。普通のシステムでは“分厚い中低音に圧倒される”と形容するところだが、中低音の解像度が非常に高く、含まれる金属質な破裂音がどこまでも高く伸びるため、“分厚い”という音のカタマリはイメージできない。極めて細かな音の粒をバケツで思い切りたたきつけられたような、今までに体験したことのない強烈なサウンドだ。 ボリュームはかなり高いが、解像度が非常に高いため、まったくうるさく感じない。高ボリュームでも個々の音がしっかりと描写されるため、“心地よい”という感覚の方が強く、この“音離れの良さ”が広大な音場を感じさせる要素の1つではないかと考えられる。その音場に響く山城組のケチャは気味が悪いほどの静かさと地鳴
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