最新ミサイル探知衛星が「漂流」 米軍「故障?攻撃?」2008年11月25日10時45分印刷ソーシャルブックマーク 【ワシントン=勝田敏彦】米空軍が弾道ミサイルの発射探知のために配備している早期警戒衛星DSPの1基が9月以降、機能を停止していることがわかった。ミサイル防衛網に穴があくわけではないが、信頼性低下が心配されている。ロイター通信が24日報じた。 報道によると、複数のアマチュア天文ファンが、米軍が07年11月に打ち上げた最新の23号の通信が途絶えていると指摘してわかった。原因は不明だが、米軍当局者は「自然の故障か、可能性は少ないものの意図的な攻撃を受けたことも考えられる」と話している。 70年代初めに1号機が打ち上げられたDSPは、赤道上空約3万6千キロの静止軌道にあり、弾道ミサイルが出す赤外線を探知すると地上のミサイル防衛網に警報を出す。地球全体を数基の衛星でカバーする。1基の故障