ASEANの中心地として、ビジネス界からも注目を集めているタイ・バンコク。駐在員も起業家も増加の一途をたどり、バンコク在住日本人は約4万人に達した(日本大使館調べ)。 そんなバンコクで、先月開催されたイベントで1000人以上を動員、注目を集めたのが世界各国から日本人起業家が集まった「和僑世界大会」なるものだ。 会場は、バンコク在住日本人も数多く住むスクンビット通り、BTSプロンポン駅近くのホテル。ここに“和僑”と呼ばれる人たちが世界各国の都市から集まった。「初めまして」と「ごぶさたしております」という日本人らしいあいさつがあちこちで飛び交い、世界各国の都市の名前が聞こえてくる。「今、熱いと言われるバンコクを見ておきたくて来たんです」。そんな声も耳にした。 5年前に香港で開催されて以来、年1回、各国持ち回りで開催されているという和僑世界大会。シンガポールで開催された昨年の参加者は約250人だ