1966年に串田和美などが旗揚げした劇団自由劇場が、1975年にオンシアター自由劇場と名前を改め、1979年に初演した大ヒット音楽劇。 1936年の上海を舞台にジャズのバンドマンとダンサーを描いた物語で、バンスというのはギャラの前借りのこと。 1979年に六本木・自由劇場で初演。このときは22公演だったもののクチコミで人気が広がり、翌1980年にも同劇場で再演。(48公演) 1981年には博品館劇場をはじめ全国9カ所で計50公演を行い、アルバムも発売。 1983年には4演(122公演)、1984年には5演(87公演)されると共に松竹が深作欣二監督で映画化。 しかし、完成した映画が自分が思い描いたものと違った串田和美は、1987年に自ら映画化に着手。ロケなし・舞台同様のセット撮影と、舞台の映像化のような映画を制作し、翌1988年にシアターアプルで公開。大好評を博し、以後全国で公開された。 1