日本人以上に日本文化を愛している日本文学研究者のドナルド・キーンさんが書いています。今朝の東京新聞一面です。 ようやく終わった。 リオ五輪ではない、台風のような五輪報道である。 連日、ほとんどの新聞は一面から社会面まで、日本人の活躍で埋め尽くされた。 どれもこれも同じような写真が並んだ。どのテレビ局も似たような映像で伝えたのは、日本人の活躍だった。 まるで全体主義国にいるような気分になった。 五輪の理念は、国境を超えたスポーツを通じての世界平和への貢献である。国別対抗ではないことが憲章に明記され、獲得メダル数の公式ランキングもない。五輪が国威発揚の場とされた過去から学んだと聞いた。 にもかかわらす、メディアが率先して民族主義に陥っているかのようだ。 直接は関係しません(間接的には深い関係があります)が、日本の学校、とりわけ中学校は、まさに全体主義そのもので、民主主義国の学校ではありません。
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