神奈川県相模原市の障害者施設で入所者19人が刺殺された事件は、戦後日本の犯罪史でも最悪規模の残忍な凶行になってしまいました。と同時に目を向けなくてはならないのは、この事件が明確なヘイトクライム(憎悪犯罪)だという点です。 昨今の日本には、弱者や少数者らに憎しみを向け、悪罵を投げつけるヘイトスピーチもまかり通っていますが、それが直接的な暴力にまで結びついてしまうのがヘイトクライム。逮捕された容疑者は「障害者がいなくなればいい」などと供述しているそうですから、明らかなヘイトクライムです。 そうした事件の特異性と重大性のゆえでしょう、事件を受けて各国の指導者や要人もコメントを発しました。これも異例です。
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