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ブックマーク / asay.hatenadiary.jp (9)

  • 秋田でのクマによる死亡事故:中間まとめと雑感 - 紺色のひと

    2016年5月から6月にかけてニュースを賑わしている、秋田県鹿角市から青森県境周辺でのツキノワグマによる人身被害事故について、6月15日現在での状況を一旦まとめるとともに、報道や関連団体等の意見について思うところを書いてみます。 当事故によるクマ出没・被害はまだ収束していません。出没情報のある山林には絶対に立ち入らないようにしてください。 もくじ 事故の経過まとめ 日ツキノワグマ研究所の主張 日熊森協会の主張 事故を通じて、僕の雑感 事故の経過まとめ 秋田県の地域新聞、秋田魁新報「さきがけWeb」より、"キーワード:クマ被害|秋田魁新報電子版"から関連記事を抜粋し、その他の報道と照らし合わせて情報を補完しました。6月15日現在、秋田県鹿角市周辺ではツキノワグマによる人身被害として4名の死者、1名の怪我人が出ています。 なお、被害が収束していないこと等を鑑み、被害者に関する情報は最低限と

    秋田でのクマによる死亡事故:中間まとめと雑感 - 紺色のひと
  • 方言の旅 - 紺色のひと

    僕が暮らすやまがた県では、県内地域によって方言に大きな差があることが知られている。「そうだね」を表すものでも「んだず」「んだの」「んだにゃ」など異なる語尾変化が生じるのに加え、地域内でもかなり差があるという。 ここは県西部、庄内地方。北前船の交流があったため、京言葉が入ってきていると聞いている。「ジャズやるべ!」でお馴染み「スイングガールズ」は県南部の内陸方言なので、こことは大きく言葉が異なるのだ。 大学に入った頃のこと、アパートで隣の部屋だった男は舟形町という最上川上流の町の出で、僕にこう教えてくれた。 「山形市だと語尾に『~だず』って付くだろ? うちの地方では『~にゃあ』が付くんだ。クラスのかわいい子とかもフツーに『んだにゃあ』って言う」 しかし結局、僕は今に至るまで、かわいい女の子がにゃあにゃあ言うのを聞いたことがない。 さて昨春にやまがた県西部に越してきてから、職場や飲み会でこの方

    方言の旅 - 紺色のひと
  • おーちゃんクッキーのひみつ - 紺色のひと

    祖母がつくるクッキーはおいしい。とてもおいしい。厚地で硬めでぱりっとべ応えがあり、甘すぎずにクルミが香る。従弟たちも「ばあちゃんのクッキーはべだすと止まらない」「やっぱりこれが一番」と口を揃える。レシピは娘である僕の母にも受け継がれているけれど、あんなにおいしいものを自分で作れないのも勿体無いので、直接習ってきた。 娘マチ子を連れて、祖父母のところによく遊びにゆく。僕にとってはばあちゃんだが、マチ子にとってはひいばあちゃんなわけで、マチ子のばあちゃんであるところの僕の母との差別化を図ったのか、ばあちゃんは「マチ子ちゃんには『おーちゃん』って呼んでもらおうかねえ」と言った。女学生時代のあだ名だったという。そんなこんなで僕とはマチ子の前でばあちゃんのことを「おーちゃん」と呼ぶようになり、マチ子も「おーちゃん、あいたいよー」とごく自然に口にするようになった。 そんな祖母のクッキーなので、『

    おーちゃんクッキーのひみつ - 紺色のひと
  • 日本熊森協会のヒグマ認識がひどい - 紺色のひと

    ブログでは、”実践自然保護団体 日熊森協会”に対し、その活動や生物への認識に明らかな誤りや偏りがあり、問題が大きいことを指摘・批判してきました。 熊森協会の主な活動場所は州、ツキノワグマへの言及が多いのですが、ここ2年ほど北海道のヒグマに関する活動が目立ち、北海道在住者として危惧しています。エントリでは、熊森協会のヒグマ認識について取り上げ、検証します。 ◆これまでの批判記事 日熊森協会(以下「熊森」)の活動の一部が、クマを助けるどころか、むしろ他の大きな問題を引き起こす可能性が高いことは多くの方が指摘しています。僕も、森にとってドングリをまくことは余計なお世話であること、クマに対する餌付け・給餌となってしまっており、人里へ近づける危険性があることといった生態学的な観点について批判記事を書いています。 また、「クマが絶滅する」と煽るような言葉の使い方をしたり、「クマを殺せばいいと

    日本熊森協会のヒグマ認識がひどい - 紺色のひと
  • サケで人生を語れ! 紅鮭マンガ「CRIMSONS」がアツい! - 紺色のひと

    人間は、自分以外のものに人生を重ねて語らずにはいられません。大海原の航海、独りきりの旅路、立ち寄った飲み屋での邂逅、様々な生き物たち…。その想いを重ねられた幾多の事象の中で光る銀鱗、それがサケです。ベニザケの生き様を通じて、生きるとは何か、命とは何かについて語り始めたマンガ「CRIMSONS 紅き航海者たち」を紹介します。 内容を簡単に紹介します CRIMSONS 紅き航海者たち 1 (少年サンデーコミックス) 作者: 菅野孝典出版社/メーカー: 小学館発売日: 2011/09/16メディア: コミック購入: 4人 クリック: 128回この商品を含むブログ (8件) を見る 作品「CRIMSONS(クリムゾンズ) 紅き航海者たち」は、少年サンデー超で連載中のマンガです。先日、単行一巻が上梓されたばかりです。コミックナタリーでは作品を 「CRIMSONS 紅き航海者たち」は、海を旅する紅

    サケで人生を語れ! 紅鮭マンガ「CRIMSONS」がアツい! - 紺色のひと
  • サケ科魚類オタが非オタの彼女に国産サケを軽く紹介するための10種 - 紺色のひと

    元エントリ「アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10」から遅れること約2ヶ月。自分が淡水魚類オタかというと正直自信がありません。膨大な種数を誇るコイ科・ハゼ科の大部分が、僕の生息分布域とブラキストン線によって隔たれているからです。琵琶湖をフィールドにしている研究者さんなんかはすごいよねぇ、と思います。 ということで、淡水魚オタというよりサケ科魚類オタとして書きました。レッツゴー。 まあ、どのくらいの数のサケ科魚類オタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、その上で全く知らないサケの世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、サケのことを紹介するために知っておくべき10種を選んでみたいのだけれど。 (要は「さけます情報(独立行政法人さけま

    サケ科魚類オタが非オタの彼女に国産サケを軽く紹介するための10種 - 紺色のひと
  • とどかない言葉をとどけたいから - 紺色のひと

    エントリでは、「米のとぎ汁乳酸菌」に関わるやり取りを題材に、根拠のない健康対策やニセ科学・トンデモと呼ばれる情報を信じる方に対して、どのように意見を発信したらよいのか、どうやって問いかけをしたら聞いてもらえるのか……について考えてみたいと思います。 最近、放射能対策として「米のとぎ汁乳酸菌」というやり方が紹介されているのをあちこちで見かけます。お米をといだ汁にあれこれ加えて常温で熟成させ、乳酸菌を育成したものを噴霧・飲用などすると微生物が放射能を除去してくれるらしい――というものです。 このやり方については、効果が疑問視されているだけでなく、「腐ったものを摂取/吸引する」という行為自体の危険性について指摘されています。特に子供のいる家庭などでは、何が育っているのかわからない溶液を子供に飲ませることによるあたりが、直接点眼したり吸い込んだりすることによる結膜炎や肺炎など、健康への悪影響が

  • 「クマがかわいそうだから殺さないで」と感じる皆さんへ - 紺色のひと

    クマ出没増加のニュースが広まっています。各地で捕殺されたツキノワグマは2010年のみで2,000頭を上回り、「かわいそう」「殺さないで」「残酷だ」などの声もあちらこちらで耳にします。実際、クマを殺処分した自治体や猟友会に「なぜ殺した」「麻酔銃を使えばよかったのでは」などと抗議が相次いでいるとのことです。 人間の生活空間に現れたクマは、人間に直接危害を加えない限り、殺さずに放獣するのが理想であるとは思いますが、そうもいかないのが現実のようです。なぜでしょう? その理由のひとつに、人間にとって、クマは恐ろしい生物であることが挙げられます。 エントリでは、僕がクマと遭遇したときに感じたこと、そして生活の中でツキノワグマの恐怖に晒されている方の手記を紹介します。エントリの趣旨は、 かわいいクマは、人間にとって恐ろしい生き物でもあるということ。 日常的に、クマの被害に怯えて生活している方が現実にい

    「クマがかわいそうだから殺さないで」と感じる皆さんへ - 紺色のひと
    miwa84
    miwa84 2011/01/01
  • 絵本「どんぐりかいぎ」で学ぶ熊森ドングリ運びの問題点 - 紺色のひと

    エントリは、福音館書店の絵「どんぐりかいぎ」を読み解きながら、日熊森協会のドングリ運び活動を強く批判するものです。ドングリ運び活動に参加・賛同された方や、小さいお子様が周囲においでの方に読んでいただきたいです。 【はじめに 熊森協会のドングリ運び活動に関するニュース】 去る11月24日、兵庫県に部を置く団体「日熊森協会」が、山にヘリコプターで約1トンものドングリをまいたとのニュースが流れました。 報道したのはANN(テレビ朝日)で、当日の報道ステーションでも同内容が特集され、twitterなどでご覧になった多くの方の反応を見ることができました。ニュースの内容や熊森協会(以下「熊森」)の主張をまとめると、以下のようになります。 まいたもの:日全国から送られたドングリとクリ、計約1トン。ドングリは都市部の公園などから集めて送ってもらった。 まいた場所:富山県上市町の、日熊森協会

    絵本「どんぐりかいぎ」で学ぶ熊森ドングリ運びの問題点 - 紺色のひと
    miwa84
    miwa84 2011/01/01
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