米半導体工業会(SIA)は5日、今年の世界販売が記録的な水準に跳ね上がり、半導体業界が急回復を遂げるとの見通しを示した。 SIAによると、今年の売上高は13%増の約6000億ドル(89兆2000億円)に達する見通し。2023年の世界売上高は8.2%減の5268億ドル。ただ、下期に販売が上向いたことで落ち込み幅が緩和されたとしている。 SIAのジョン・ニューファー会長は「世界の半導体販売は2023年に入って低迷していたが、下期には力強く回復した。この傾向は2024年も続くだろう」と指摘。「世界が依存する無数の製品において、半導体はより大きく、より重要な役割を果たしており、半導体市場の長期的な見通しは極めて明るい」と述べた。 業界の成長をけん引しているのが、人工知能(AI)向け半導体で大きなシェアを占めるエヌビディアだ。同社の2024年1月期売上高はおよそ倍増となる約600億ドルに達したとみら
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