1992年宝塚記念&有馬記念などのGI2勝をはじめ重賞5勝をあげ、個性的な逃げ馬として活躍したメジロパーマー(牡、父メジロイーグル、母メジロファンタジー)が7日午後、心臓麻痺のため、繋養先の北海道洞爺湖町のレイクヴィラファームで死亡した。25歳だった。 メジロパーマーは87年に北海道伊達市のメジロ牧場(昨年廃業)で誕生。同期にはメジロマックイーンやメジロライアンといったGIホースがいる。 栗東の大久保正陽厩舎からデビューし、クラシックには出られなかったが、古馬になって力をつけた。4歳夏に札幌記念で重賞初制覇。その後、障害に転向して1勝したが、平地に戻り“グランプリ”を連勝。逃げ切りか惨敗かという極端な成績だったが、個性派として90年代はじめの競馬を盛り上げた。宝塚記念を勝ちながら、同年の有馬記念は15番人気(16頭立て)だったが、山田泰誠騎手を背に再び逃げ切った。15番人気の勝利は、今でも