各地で例年より早く梅雨入りした今年。じめじめした梅雨、そして暑い夏。寝苦しい季節がやってくる。 そこで東京・銀座の商業施設、交詢ビルに店舗を構える寝具専門店「寝具御誂専門店 IWATA 銀座店」に夏場の快眠対策について話を聞いた。IWATAは創業180周年の京都の老舗。蒸し暑い京都の夏を乗り切りながら培ってきた長年の快眠ノウハウに定評がある。 同社の担当者によれば、夏の快眠を妨げる最大の要因は「背中のムレ」だという。なんと、眠りにつく時の背面湿度は80%を超えるときもあるとか。 「背中が蒸し暑くなると、冷たい部分を求めて無意識のうちに寝返りの回数が増えてしまい、深い眠りにつけません。最初の30分間、寝返りをせずにいることができれば、深い眠りにつきやすいといわれています」 つまり、背面の湿度をいかに抑えるかが快眠へのカギなのだ。 その方法はいくつかある。手っ取り早いのは、シーツや枕カバー、敷