華麗なる転身だ。ロッテから戦力外通告を受けた田中英祐投手(25)が現役を引退し、総合商社大手の三井物産への就職が内定したことが21日、分かった。 現役3年間で未勝利に終わり、球団からはフロント入りを打診されていた。京大初のプロ野球選手として注目されてきた右腕が第2の人生に選んだのは、世界を股に掛ける商社マンだった。 ◆田中英祐(たなか・えいすけ)1992年(平4)4月2日生まれ。兵庫・高砂市出身。白陵から京大工学部。卒論テーマは「SFAにおける溶媒和構造の逆計算理論」。大学通算65試合、8勝31敗、防御率2・25。14年ドラフト2位でロッテ入団。プロ通算3年間で2試合0勝1敗、防御率13・50。180センチ、75キロ。右投げ右打ち。