転職サイトなどを眺めていると、「システムエンジニア(PM候補)、年収500万円~1000万円」といった求人をよく見かけます。これまで転職に縁がなかった技術者には、「この500万円の幅は何なのか」と疑問に感じる人もいるでしょう。 よく耳にするのは、「上限を高めに設定しておくのは、応募者の目を引くため。実際は、どんな人でも500万円スタートに決まっている」という意見。さて、実際はどうなのでしょう。 確かにそうした企業も存在しますが、それ以外にも、年収の幅が生まれるのには様々な事情があります。今回は、それをいくつか紹介します。 採用側が条件を絞れない まず、採用側が条件を絞れないケースです。自社内で新たに必要になった能力を持つ人材を採用しようという際によく起こります。新規事業を立ち上げる、新技術の開発に取り組むといった場合です。 条件も絞らずに採用しようなんて、どんな企業だろう。そう思われるかも