山北町特産のミカン果汁でご飯を炊く、その名も「ミカンジュース入り炊き込みご飯」。地産地消を目指し、主婦らが中心になって広めようとしている。食べてみると、ほのかにミカンの酸味と甘味がするが、人によって好みが分かれそうだ。伝統的な食材同士の珍しい組み合わせ。全国有数のミカン産地・愛媛県にルーツがあるようだ。さて、山北では―。 同町向原の県立山北高校では、2月8日から1週間、2年生195人が家庭科の授業で、主婦らから炊き方を教わった。地元食材を使った料理の一品として選ばれたという。 この日のレシピでは、4合の米に、ミカンの搾り汁と水を400ミリリットルずつ、小さじ半分の塩、ミックスベジタブル100グラムを入れて、炊飯器のスイッチをオン。炊き上がったオレンジ色のご飯に、特産の足柄茶の茶葉に、ちりめんじゃこ、焼きのりなどを粉末状にした、お茶ふりかけをかけて出来上がりだ。 生徒たちに感想を聞くと