ルーダンの悪魔憑きをネタにしたケン・ラッセルの1971年の映画『肉体の悪魔』が最高なのです。 最初に「この物語は歴史的事実に基づいています」と出てくるのですが、ルイ13世が武田久美子みたいに乳首と股間に貝殻をつけただけの全裸で人前に出たり、修道尼たちが大挙レズ乱交とか、たぶん歴史的にしていないのでは。 ...と思ったら、ラッセルは「当時そういうことが起こったんだよ!」と語っていました。 グランディエを演じるのはオリヴァー・リード。この人は1973年の『三銃士』(大好き!)でアトスを演じていたり、妙にリシュリュー枢機卿に逆らってばかりいますね。 グランディエはイケメンなので、性的欲求不満の溜まった修道尼たちがズリネタにしています。で、尼僧ヴァネッサ・レッドグレーヴが「夜になると夢魔がグランディエの姿となって私を犯すのです」と告白したりします。この頃ルーダンはカトリックとプロテスタントの棲み分