伊紙『ラ・レップブリカ』は、イタリア首相でミランのオーナでもあるシルビオ・ベルルスコーニ氏が、同クラブ売却のオファーをリビアの元首である通称カダフィ大佐ことアンマル・アル=カッザーフィー氏に持ちかけたことを報じた。 同紙によれば、先日29日にリビアの首都トリポリで開催された2カ国会談に出席した両氏は、本件について意見の交換を行ったと言われている。 ベルルスコーニ氏はこの機会に“ロッソネロ”(ミランの愛称)の売却をカダフィ大佐に打診したと見られており、リビア中央銀行、リビア海外銀行、リビア投資庁の資金調達の可非について尋ねたという。これらの金融機関は、過去数カ月の間にユベントスやローマ買収のうわさでも名前が挙がっており、同国メディアは、カダフィ大佐はイタリアのクラブ買収を狙っていると見ている。 多くの負債を抱え、チームとしても全盛期に見せた華やかな成績が過去のものとなりつつある現在のミ
内部混乱に陥ったユベントス。デルピエロ(左)とラニエリ前監督の間にも不和が生じた【Getty Images】 綱紀の緩み――。要約すれば、これが昨季のユベントスを象徴する言葉となる。とりわけ監督(クラウディオ・ラニエリ)の権威失墜による終盤のゴタゴタ、それと前後する大物選手たちのサボタージュ、および反乱……。これらを生んだ緩みこそが、最終的にはシーズン2位を確保できたとはいえ、かつてのユベントスではあり得なかった事実として特筆されるべきではないか。そして、この2位確保も、あえて言えばライバル(ミランとローマ)の事実上の自滅によるところが大きい。仮に上記2クラブが本来の力を発揮していれば、むしろ第二勢力(フィオレンティーナとジェノア)の猛追に屈していた可能性すらある。それほどまでに、特に終盤戦のユベントス内部は混乱していた。 例えば第36節のレッチェ戦、2位確保のために是が非でも勝たねばな
カターニア−パレルモ戦は発炎筒が投げ込まれて試合が一時中断。試合後には、暴動を鎮圧しようとした警察官が1名死亡する惨事となった【 (C)Getty Images/AFLO 】 2日金曜日に行われたセリエAカンピオナート第22節・カターニア−パレルモ戦後に、カターニアのウルトラス(イタリアでのフーリガンの総称)が暴動を起こした。警備をしていた警察官のうち、1人が死亡し1人が重傷したニュースは、イタリア国内だけでなく世界中を駆けめぐった。日本でも各種メディアで既に報道されていると思うが、事件が起こった状況などについて、もう一度振り返ってみたい。 この試合は日曜日に行われる予定だったが、2月3日〜5日の3日間はカターニアの守護神・聖アガタ(SANT'AGATA)を祝うサントゥッツァと呼ばれる伝統的なお祭りが催されるため、金曜日の夜に変更された。 今シーズンのセリエAには、パレルモ、セリエBか
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く