国鉄183系電車(こくてつ183けいでんしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)が設計し、1972年より導入した直流特急形電車である。本項では、本系列をベースにEF63形電気機関車との協調運転装置を搭載した189系電車、計画のみに終わった187系電車についても記述する。 183系0番台[編集] 概要[編集] 1972年7月15日の総武快速線東京 - 錦糸町間開業ならびに房総東線(現在:外房線)蘇我 - 安房鴨川間電化完成により総武本線・房総東線・房総西線(現在:内房線)で運転されていた急行列車の一部を特急列車に格上げするために導入された。地下区間となる総武快速線に対応させることから、当時の運輸省通達「電車の火災事故対策について(鉄運第81号)」で定められたA-A基準を採用。さらに波動輸送への対応も考慮して製造されたグループである。 1972年にMM'ユニット(モハ183形・モハ182形)33組66両