阿賀野川にアザラシ出現 新潟市の阿賀野川河口付近で、アザラシが突如出現し、悠々と川を泳ぐ愛くるしい姿を見せた。地元住民も師走の“珍客”に驚いた様子だった。 アザラシは体長1メートルほど。15日午後2時ごろ、阿賀野川の松浜橋を渡っていた東京学館新潟高校2年生(16)が発見。河口付近で、おなかを見せて浮かんだり、川の中に潜ったりしていた。高校生は「水族館で見たことはあるが、まさか阿賀野川で見られるとは思わなかった」とびっくり。 同市中央区の水族館「マリンピア日本海」によると、アザラシは北大西洋の西側などで繁殖し、冬に南下してくることもある。本県近海も生息域だが、このアザラシは阿賀野川河口に迷い込んだ可能性が高いという。 同館は「人が近づくとびっくりしてかみつくこともある。静かに遠くから観察してほしい」と呼び掛けている。