震災の記憶を伝えようと地元が保存を検討している、宮城県山元町の小学校の校舎だった建物に、10日に10代から20代の9人が無断で入って、エアガンなどを撃ち合うゲームをしたとして、警察が調べていることが分かりました。当時の学校関係者からは「命を守ってくれた校舎なので、とても残念です」という声が上がっています。 警察によりますと、校舎に入っていたのは、宮城県丸森町や福島県相馬市に住む18歳から23歳の9人で、いずれも「サバイバルゲームをしたかった」と話しているということです。 この校舎は東日本大震災の津波で2階まで浸水しましたが、児童や住民など90人は屋上にあがって、全員助かりました。廃校になったあと、町が管理して立ち入り禁止にし、震災の記憶を伝えようと保存を検討していたということで、警察は、無断で立ち入ったとして軽犯罪法違反の疑いで調べています。 当時、小学校の校長だった井上剛さんは「われわれ