明石城(兵庫県明石市)が来年で築城400周年を迎えるのを前に、JR西日本は、JR明石駅ホームから城への眺めを妨げていた通信用ケーブルを移設した。駅の乗降客らから長年、改善を求める声が市などに寄せられていた。移設により国指定重要文化財の2基の櫓や東西約380メートルの石垣がすっきりと望めるようになった。 明石城は江戸幕府2代将軍、徳川秀忠の命で小笠原忠真が築城したとされるが、天守閣はもともとなく、巽(たつみ)櫓と坤(ひつじさる)櫓がシンボル。ただ、駅のホームから北側にある城跡を眺めようにも、ホームの脇に架かっていた太いケーブルが目線とほぼ同じ高さにあり、景観を損ねていた。 このため、市や明石観光協会には「写真を撮影しようとするとケーブルが入ってしまう」などの苦情が寄せられていた。市や観光協会はJR西にケーブルの移設を要望したが、技術面やコスト面などから長年実現しなかった。 しかし、平成31年
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