不用意言動は控えよ=安保法制めぐり麻生副総理 自民党麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相は6日の同派総会で、安全保障関連法案をめぐり政府・自民党から世論の反発を招く発言が相次いでいることに関連し、「自分の気持ちを言いたいんだったら、法案が通ってからにしてくれ」と述べ、不用意な言動を控えるよう求めた。 麻生氏の発言は、同派所属の武藤貴也衆院議員が安保法案に反対する学生団体を「利己的」と批判したことなどが念頭にある。ただ、武藤氏は総会を欠席した。 法案に関しては、礒崎陽輔首相補佐官が「法的安定性は関係ない」と発言、陳謝して撤回するなど、迷走が続いている。麻生氏は「(安保法案に反対する)聞く耳を持たない人にも、嫌でも聞いてもらわないと仕方がない。きちんとやらねばならん」と語り、真摯(しんし)に説明していくよう所属議員らに呼び掛けた。 (2015/08/06-14:48)2015/08/06-1