「香り松茸、味しめじ」といわれる松茸の栄養についてもみてみましょう。松茸の良い香りは「マツタケオール」や「桂皮酸メチル」によるもので、食欲増進を促す作用があるといわれています。松茸には腸のぜん動運動を促進する不溶性食物繊維が豊富に含まれているので、便秘予防に効果が期待できます。 また冷え性などに有効な毛細血管を広げて血行をよくする働きのあるナイアシンや、血圧の上昇を抑えて高血圧予防によいとされるカリウムも多めです。 β-グルカンと呼ばれる食物繊維も多く含まれていて、最近ではこのβ -グルカンがキノコの細胞膜の成分で人の免疫機能を高める働きがある為、抗がん物質として大いに注目されており、松茸は特に腫瘍阻止率が高いとの研究報告もあります。 8月下旬に東北や北陸で採れ始め、9月には信州、10月には京都や中国地方のものが出回ります。傘が開くと香りが飛んでしまうので、地面に顔をだすかださないかの見極