悪いことをするべきではない理由 問いを少し修正しよう。 なぜ悪いことを「してはいけないのか」 ではなく、 なぜ悪いことを「するべきではないのか」 に。 悪いことをするべきでない理由は、悪いことをすれば、そのとき人は人生を「悪い人」として生きているから。 悪い人として生きた時間は、悪い時間である。 悪い時間を過ごしているあいだは、悪い人生である。 つまり、悪いことをすれば、人生が悪くなる。虚しいものになる。 決して良くはならない。必ず悪くなる。 自分の生きる意味が悪いものになってしまうのだから、悪いことをするべきではない。 悪いことを「してはいけない」問題 悪いことを「してはいけない」と言う人もいる。 してはいけない。 それは自分に対しての言葉なのか、自分以外の誰かに対しての言葉なのか。 どちらにしても、「してはいけない」は規制の語である。禁止の語である。 したがって「してはいけない」が悪い