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  • 混迷の時代に「古典」を読む価値:『永遠平和のために』(エマニュエル・カント) - 本とITを研究する

    「情報氾濫の時代」「ゴールの見えない混迷の時代」「リーダー不在の時代」などなど、いまの世の中、しばしばこのように表現される。 確かにその通りで、有史以来、時代の変わり目は必ず先行き不透明になる。 そんな時代に、時代を画す知性や知恵が現れるという意味で、ヘーゲルが言った「ミネルバのフクロウは夜飛び立つ」は、あまりにも有名な言葉だ。 いまのような時代の変わり目を読み解く材料として、今回はカントを取り上げる。 カントの作品でもページ数が少なく、また、昨今の国際情勢を鑑み、『永遠平和のために』を読んでみた。 カントが一貫して主張し、人間に要求するものは、「理性」と「幸福」の追求である。 そのためには「自律」をもって「自分の行動原理(格率)を普遍的法則にまで高めなさい」、という。 この大命題が、書で語るカントの平和論の基盤をなす。 まずは戦争に関して。 歴史的に、「戦争をなにか人間性を高貴にするも

    混迷の時代に「古典」を読む価値:『永遠平和のために』(エマニュエル・カント) - 本とITを研究する
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