Linux上で動作するオープンソースソフトウェア「DRBD」とiSCSIを組み合わせ、部門内のWindows端末のデータをバックアップするシステムを構築してみよう(編集部) 株式会社サードウェア 岩崎 登 2008/8/26 DRBD+iSCSI夢の共演・前編では、DRBDでミラーリングされたボリュームをiSCSIで公開する環境を構築するところまでを解説したが、後編では実際の運用に焦点を当てて解説をしていく。 一言に運用といっても、利用する目的や環境によってその方法はさまざまだ。DRBD+iSCSI環境を構築する場合においては、データの保全と保護を主たる目的とし、データの個別管理が起因となる情報漏洩や、ハードウェアの故障によるデータの損失から重要なデータを守る運用を意識しなければならない。 今回は、データの集中管理に必要なiSCSIイニシエータの利用方法や、ハードウェア故障によるデータ損失