1970年1月、レノンとオノ・ヨーコはデンマークのオールボーに1ヶ月ほど滞在して、新年を過ごしたほか、ヨーコの元夫である映像作家のアンソニー・コックス(英語版)と彼の妻メリンダ・ケンダール、ヨーコとコックスの間の娘に会った[2]。 二人はコックス夫妻と自分の行動の因果関係が生涯に渡ってではなく即時に生じるという「インスタント・カーマ」、所謂「業」を語り合った[3][4]。レノンは1980年のインタビューで次のように語った[5]。 僕が思い浮かべていたのは、カルマは、瞬時に出来上がるってこと。 カルマが過去や未来の人生に影響するものだとすれば、今この瞬間にも存在しているはず。 君が今何か行動を起こせば、そのリアクションが実際に生まれる。 みんなそれについて考えなきゃいけないんだ。 だからインスタント・カーマのアイディアは、インスタント・コーヒーと似ているし 何か新しい形で表現できるじゃないか