たいていの人が知っているように、赤ちゃんに本を読んであげるのはとても良いことです。読み聞かせは、言語発達と認知発達につながり、親子のきずなも強めてくれます。また、子ども番組の早口言葉のような歌を繰り返し歌わなくても、子どもの脳の発達に推奨されている1日3万語を聞かせることができます。 けれども、最大の効果を得るには、どの絵本でも良いというわけではないようです。タイ料理のテイクアウトメニューを端から読んでいっても意味はないのです。最新の研究によると、どんな種類の本を読むかによって大きな違いがもたらされる可能性があるそうです。 フロリダ大学の「The Brain, Cognition and Development Lab(脳と認識と発達研究所)」は、人物や物を総称して呼んでいる本よりも、登場する人物や物に固有の名前がついている本を読んであげたほうが、子どもの脳の発達が大きく促される可能性があ