Doctors’Picks医師限定 医師が薦めるがん関連情報を一覧でチェック!エキスパートの解説コメントで理解が深まる
研修医向けの輸液レクチャーでもお話ししましたが、血管内皮細胞を守るというのは炎症を考える上で欠かせない概念です。この内皮細胞が障害されることで炎症性サイトカインがどんどこ産生されて、炎症が炎症を呼んでしまいます。この炎症というのは、厄介なものです。 そして、炎症は精神疾患にも関わってきます。特にうつ病は急性炎症とは異なる脳の”慢性炎症”によるタイプがあるのではないかと言われていまして、C型肝炎に対するインターフェロンによる治療でうつ病になる患者さんもいます。実際、うつ病の患者さんでは、炎症性サイトカインの血中濃度が上昇しているというデータも。 炎症を防ごう、という観点での治療選択肢として、例えばω-3脂肪酸(エパデール®)の増強があります。スタチン系はうつ病の予防に働く可能性が示唆されており、それは血管内皮細胞の保護をしてくれるためではないかとも考えられています。個人的には血管内皮細胞を守
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く