1904年に採集されて以降、国内で確認されていなかった「ドフラインイソギンチャク」が約110年ぶりに東京湾で発見された。千葉県立中央博物館の柳研介主任上席研究員(44)らのグループが12日発行の日本動物分類学会国際学術誌に発表した。来年1月11日まで標本を県立中央博物館分館・海の博物館(同県勝浦市)で展示している。 深海に生息するドフラインイソギンチャクは1904年、三浦半島城ケ島沖で、ドイツ人研究者、フランツ・ドフラインが採集し、4年後に新種として発表した。柳研究員は、定期的にウニやナマコなどの海洋生物調査をしているグループの一人から、2012年10月24日に同県鋸南町の無人島・浮島沖の水深100〜200メートルで採集したイソギンチャクが似ていると連絡を受けて調査。ドイツのミュンヘン動物学博物館に所蔵され…
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