過激派組織IS=イスラミックステートと政府軍の激しい戦闘が続くイラクで、日本の教育方法を取り入れて将来、国の再建に貢献する人材を育てようという小学校が設立されました。 26日、支援している日本大使館で開校式が行われ、入学した児童230人のうち、代表の10人が出席して、歌に合わせて習ったばかりの日本語を披露しました。 この小学校では、道徳教育や、学級活動を通じた生活指導に力を入れ、子どもたちに自分で掃除をすることを習慣づけるなど、規律を守ることの大切さを教えるほか、日本語の授業も行うということです。 開校式に出席した男子児童は「日本語やいろいろなことを勉強できるので学校が好きです」と話していました。また、アラ准教授は「日本社会の持つ『和の精神』を受け継いで、チームワークを大事にする世代を育てたいです」と話していました。 イラクでは、過激派組織ISとの戦いが長引いて国の財政状況が悪化している影