国内の政治・経済状況の変化が激しかった2009年、世界では一体何が起きていたのだろう? アメリカの国際政治誌『Foreign Policy』が、2009年の「見過ごされた世界情勢10大ニュース」を発表した。今年、国際情勢を眺める余裕がなかった人は、ポイントだけでもおさらいしてみてはいかがだろう? 1つ目は、ドイツの貨物船が北極海の氷を抜けて東アジアからヨーロッパへの航路を開拓したこと。2つ目はアラブ人とクルド人の衝突が激しくなっているイラク情勢。3つ目には中国―インド間の核保有国間ホットライン開通を挙げ、長年の領土争いが再び熱を帯び始めているとしている。 4つ目はアメリカの不動産価格が5月より上昇傾向にあるという不動産バブルの復活。5つ目はアメリカによるアフガニスタンへの文民派遣の挫折。6つ目は5月に発表された中国―ブラジル海軍協力計画。7つ目は死亡者の身分証で申請できてしまうアメリカの電