「スズキ」はインドで生産した小型車の国内販売に乗り出すと9日発表し、自動車メーカーが厳しい国際競争を迫られるなか、コスト削減につながる「逆輸入」の動きが広がっています。 この車は日本向けに自動ブレーキなどの安全装備を搭載していますが、インドで生産することで、「逆輸入」したとしてもコストを抑えることができ、年間6000台の販売を見込んでいるということです。 スズキの鈴木修会長は記者会見で、「現地の生産品質が上がって日本の消費者に受け入れられるレベルに達した。メイドインインディアの商品を世界に展開していきたい」と話していました。 自動車メーカーの間ではすでに日産自動車や三菱自動車工業も「逆輸入」に乗り出していて、厳しい国際競争を迫られるなか、世界各地の生産拠点を効率的に運用してコストを抑える「逆輸入」の動きが今後さらに広がるか注目されます。