パスワード解析を手がけるStricture Consulting Groupの創設者で最高経営責任者(CEO)のJeremi Gosney氏は、AMDのグラフィックスカード「Radeon」を25基搭載したコンピュータクラスタを公開した。このクラスタの処理能力を用いると、「NT LAN Manager(NTLM)」認証に対して毎秒3500億通りのパスワード推測が行える。NTLMは、Microsoftが2003年から「Windows Server」で採用しているセキュリティプロトコルだ。 このクラスタについてはArs Technicaが最初に報じた。 Ars Technicaの取材に対し電子メールで声明を寄せたGosney氏は、その中で、Strictureの技術を使えば従来の「約4倍の速さでハッシュ値を攻撃できる」と述べた。同クラスタは総当たり方式を用いて、アルファベット、数字、記号からなるす