トヨタ自動車グループで自動変速機(AT)世界最大手の「アイシン・エィ・ダブリュ(AW)」(愛知県安城市)の男性幹部が、就職活動中の女子学生に不適切な関係を迫ったとして、処分を受けたことが同社への取材でわかった。 この幹部はトヨタグループ創始者の故豊田佐吉氏の兄弟の孫にあたり、すでに退社した。 同社によると、幹部は製造本部の副本部長を務めており、処分は16日付。懲戒解雇なのか、自主退職なのかは明らかにしていない。 今夏、女子学生に対して、内定を得られるよう便宜を図る見返りに、不適切な関係を迫るメールを送ったとの情報がアイシンに寄せられ、発覚した。 同社広報部は「社内ルールに反した言動があったため厳しく処分した」としている。