楽天会長の三木谷氏など何人か名前が挙がっているが、日本は独裁国家とも欧米民主国家とも状況が異なり、日本人や日本企業がタックスヘイブンを利用するメリットは少ない Michael Caronna- REUTERS タックスヘイブン(租税回避地)に関する流出情報、いわゆる「パナマ文書」が話題となっている。タックスヘイブンの存在は一般にあまり馴染みがないせいか、各種報道を見ていても問題点があまり整理されていない印象を受ける。タックスヘイブンを利用することの何が問題なのかまとめてみた。 どの立場の人が何を目的に利用したかで意味は変わる 国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)は5月10日、「パナマ文書」に関連する約21万社の会社名などを公開した。タックスヘイブンに設立されたペーパーカンパニーは、資産隠しや税金逃れに利用されるケースがある。 【参考記事】パナマ文書、本当の暴露はこれからだ リストには
![パナマ文書問題、日本の資産家は本当に税金逃れをしているのか?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f3dbfd896ae1cdf0cb1b8dbaeb06ac7f605d3805/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.newsweekjapan.jp%2Fkaya%2Fassets_c%2F2016%2F05%2Fkaya160517-thumb-780x557-91940.jpg)