京都大学などの地震の研究グループがニュージーランドの海底での観測データを解析した結果、これまで地震を引き起こす力・ひずみが蓄積されないと考えられてきた領域にもひずみが蓄積され、津波を大きくする可能性があるという新たな研究結果をまとめました。研究グループは津波のメカニズムの解明につながるとしています。 その結果、おととし9月のおよそ20日間に海底の地盤が1.5センチから5.4センチ隆起していることを15台の観測装置で捉えたということです。 この隆起は、地下のプレートとプレートの境界が、地震のときと異なりゆっくりとずれ動く「スロースリップ」と呼ばれる現象によって起きたと考えられ、地上の観測データと合わせて解析した結果、スロースリップが起きている領域は、プレート境界の浅い領域まで広がっていることが分かりました。 プレート境界の浅い領域はこれまで地震を引き起こす力・ひずみが蓄積されないと考えられて
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