青森市の陸奥湾で今月22日、熱帯などに生息する珍しい深海魚「リュウグウノツカイ」が捕獲され、浅虫水族館(青森市浅虫)が一般公開に向けて冷凍保存している。 青森市の野内漁港の沖合約2キロ・メートルの海面で、ナマコ漁をしていたダイバーが泳いでいるリュウグウノツカイを発見、もりで突いて捕獲した。 体長約4メートルで体重は約20キロ・グラム。赤色の背びれが特徴で、銀色の胴体には青色と灰色の斑点模様が散らばっている。 リュウグウノツカイは通常、温帯から熱帯の深海に生息しているが、昨年末から、島根県や福井県など日本海側で捕獲されるケースが相次いでいる。 県内でも昨年12月24日、外ヶ浜町の漁港でリュウグウノツカイ(体長約1.5メートル)が打ち上げられていたのが見つかっているという。 同水族館によると、「海面で泳いでいるのは珍しい」といい、今後一般公開する予定。問い合わせは同水族館(017・752・33