【ロンドン=鶴原徹也】アイスランド南東部のバトナヨークトル氷河にあるグリムスボトン火山が21日噴火し、噴煙が上空20キロまで達した。 航空管制当局は22日、同国主要空港のケプラビーク国際空港を閉鎖した。噴火は数日間は続くと見られており、欧州の空の足が混乱する恐れもある。 アイスランドでは昨年4月、南部のエイヤフィヤトラヨークトル氷河の火山が噴火し、噴煙が欧州各地に及んで25か国で空港が閉鎖されるなどした。ただ、今回の噴火では、火山灰の質量が重いため空中にとどまりにくく、昨年のような事態には至らないとの見方もある。グリムスボトン火山の噴火は2004年以来。