太陽表面の爆発現象「フレア」の影響で今月、地球で磁気嵐が起きて日本でもオーロラが見られるかと話題となりましたが、およそ250年前の江戸時代に観測史上最大の磁気嵐が発生し、京都市で夜空の半分を覆うようなオーロラが観測されていたとする研究成果を国立極地研究所などのグループが発表しました。 国立極地研究所と国文学研究資料館などの研究グループは、このうち京都市伏見区の神社に保存されていた文献に赤いオーロラが夜空の半分を覆ったとかオーロラの筋が天の川を貫いていたといった詳しい記載を見つけ、これを基にオーロラの規模や見え方を計算しました。 その結果、当日の天の川の位置などから、オーロラは真北を中心に天頂まで伸び、扇のように広がって見えていたことがわかり、絵図に残された形とも重なりました。 さらにこれを基に計算したところ、このオーロラを作り出したのは今月上旬、太陽表面の爆発現象、「フレア」によって発生し