千葉、埼玉両県を走る東武野田線が今月、その名も「アーバンパークライン」に生まれ変わった。正式な路線名は残しつつ、今後は新愛称を前面に押し出すというが、「らしくない」という声も出ている。 東武鉄道(東京都墨田区)が昨年末、野田線の新愛称を発表すると、鉄道ファンらが集うネットの掲示板は騒然となった。「野田線のイメージに合わない」「4月1日導入、エープリルフールか」――。ほとんどが否定的な意見だった。 導入から1週間。さいたま市の大宮駅では看板などの表記が新愛称に変わり、変更を祝うポスターが掲示され、「野田線」の面影がすっかり消えていたが、利用客の反応は微妙だった。 通学で利用するさいたま市の男子高校生(17)は「車内アナウンスで何度も名前が変わると言っていたけど、なぜアーバンパークラインなのか、理由がよく分からない」と首をかしげる。同市の70代の女性は新愛称を知らず「えっ、変わったの」と驚いた
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