スエズ運河で座礁したコンテナ船「エバーギブン」を捉えた衛星写真。フランス国立宇宙研究センター(CNES)提供(2021年3月25日公開)。(c)AFP PHOTO / CNES 2020 【3月26日 AFP】ロシアは25日、エジプトのスエズ運河(Suez Canal)で大型コンテナ船が座礁し、航路がふさがれている機会を捉えて、「代替ルート」として北極海航路(Northern Sea Route)をアピールした。 日本企業が所有するパナマ船籍のコンテナ船「エバーギブン(Ever Given)」は23日、スエズ運河で砂嵐に巻き込まれて座礁。地中海と紅海(Red Sea)を結び、世界の海上貿易の10%以上を占める航路が遮断された。 ロシア国営エネルギー企業ロスアトム(Rosatom)は25日、スエズ運河航路の代替ルートとして北極海航路を検討すべきだと主張した。 ロシアは、北極海航路の開発に多額