(CNN) 土星と天王星の間に2重の輪を持つ小惑星が見つかったとして、ブラジル・リオデジャネイロにある国立天文台などの研究チームが英科学誌「ネイチャー」に発表した。 太陽系の天体では木星、土星、天王星、海王星に輪があることが分かっているが、小惑星に輪が見つかったのは初めて。 輪がある小惑星「カリクロ」は、直径約250キロと比較的小型。軌道が不安定で、彗星と小惑星の両方の特性を併せ持つことから「ケンタウロス族」の小惑星に分類される。 輪の幅はそれぞれ約7キロと3キロで、2つの輪の間の距離は約9キロ。輪はブラジルの川の名にちなんで「オイアポケ」「チュイ」と命名された。 カリクロを巡っては、欧州南天天文台など世界7カ所の天文台が2013年6月3日、ある恒星が数秒の間、見えなくなる現象を観測。カリクロが恒星の光を遮ってこの現象を発生させることが判明していた。 さらに、光が遮られる数秒前と数秒後にも
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