博報堂は12月4日、博報堂研究開発局による「ヒット因力2008-2009 不安をfun!へ」と名付けたレポートをまとめ、発表した。レポートでは、ヒット商品を生み出すための15のキーワードを挙げている。 サブプライム問題を発端とした金融ショックから、経済は深刻な状況に陥っている。しかし、博報堂は「企業も生活者も365日不安におののき、身を縮めることのみで活動しているわけではない。むしろ広がる不安の中からこそ、新しい満足感につながるSEEDS(種)が生まれている」と分析。その上で、逆風を追い風にするような新しい価値提案を、2008年から2009年の注目すべきヒットの要因ととらえて、3項目15種類に分類した。 1つめは、話題性や物語を付与することで満足感を与えるもの。具体的には以下の5つがある。 +エコ・健康の達成感 高速バス、自転車など、節約、節制感が達成感や話題性に働く +2時間ファンタジー