日本傷痍軍人会解散へ 高齢化などで Tweet 社会 2012年1月22日 10時08分(1時間47分前に更新) 太平洋戦争などで障がいを負った元兵士たちでつくる財団法人日本傷痍(しょうい)軍人会(東京、奧野義章会長)が、来年11月末に解散することが21日、分かった。会員の減少や高齢化で活動が困難になっているためで、財団法人沖縄県傷痍軍人会(宮城繁会長)も足並みをそろえ、同時期に解散する方針を固めた。上部団体の決定は今後、各都道府県の傷痍軍人会に波及するとみられ、戦傷病者支援の一翼を担ってきた団体が、全国から次々と姿を消すことになりそうだ。(新垣綾子) 日本傷痍軍人会は1952年に発足し、3年後に財団法人へ改組。都道府県組織をまとめ、元兵士らへの恩給手続きの支援やその増額を国へ要請する活動のほか、会員や家族らの相談業務に取り組んできた。会員はかつて約17万人いたが、現在は8千人を切った。平