各キャリアから2014年夏商戦向けのAndroidスマートフォンが発表されたが、その機種数は以前から大幅に減少。かつてのようにさまざまな個性派モデルが出そろう――という状況ではなくなってきている。その理由と影響について考察してみたい。 夏商戦のスマートフォンから何が見える? 携帯電話の商戦期は、ボーナスシーズンの夏と冬、そして進入学や就職、新生活を迎える春と、大きく分けて3つに分かれる。このうち春商戦は、主に学生がターゲットとなるため新機種よりも価格施策が重視される傾向が強い。スペックを重視した新商品が投入されるタイミングは、ボーナスで社会人が端末を買い替える夏・冬商戦に向けてとなる。 そして2014年も、夏商戦に向けてさまざまな新機種やサービスが発表された。NTTドコモは「VoLTE」と新料金プランで通話を重視、KDDI(au)はキャリアアグリゲーション(CA)とWiMAX 2+に加え、