日本女子代表“なでしこジャパン”が17日(日本時間18日未明)、史上初めてワールドカップ(W杯)の決勝に臨む。相手は過去に幾度となく苦汁をなめさせられたFIFA(国際サッカー連盟)ランキング1位の米国だ。米国とは5月に親善試合で2度対戦しているが、いずれも0−2と完敗。過去の通算成績も0勝3分け22敗と、日本は一度も米国に勝ったことがない。 鍵を握るのはやはりエースの澤穂希か。今大会の澤はメキシコ戦でのハットトリック、ドイツ戦での決勝アシスト、スウェーデン戦の逆転ゴールと要所で決定的な働きを見せており、得点ランキングでも4ゴールで首位タイにつけている。最後のW杯となることが予想されるだけに本人も今回に懸ける思いは強いだろう。 準々決勝の丸山桂里奈、準決勝の川澄奈穂美ら日替わりでヒロインも誕生しており、勢いやチームの一体感では負けていない。初の世界制覇へ、期待は大きく膨らんでいる。