社長射殺「餃子の王将」、取引先に「組員」同姓同名が複数いた それでも第三者委が「関係確認できない」としたワケ 「餃子(ギョーザ)の王将」を展開する王将フードサービスが2016年3月29日に発表した第三者委員会の報告書は、1990年代半ばから約260億円の不適切な不動産売買があり、そのうち170億円が回収できなかったという衝撃的な内容だった。そして、その多くが、特定のA氏が経営に関与する企業Bグループとの取引だとみられる、としている(編集部注=A氏、Bグループは原文のまま)。 報告書では「OFS(王将フードサービス) と反社会的勢力との関係の存在は確認されなかった」と結論づけているが、「奥歯に物がはさまったような」表現が目立つ。 ■射殺事件に「九州の暴力団関与」の報道 王将では、13年12月に大東隆行・前社長(当時72)が何者かに射殺されたが、犯行の背景は解明されないままだった。たが、