1000人離散、凍る町 大分キヤノン、突然の人員整理(1/2ページ)2008年12月9日2時27分印刷ソーシャルブックマーク 大分キヤノンの40代の請負社員が住む部屋。今のところ削減対象外だが、先行きの不安は募る。休みに空港で飛行機を見るのが楽しみだ=大分県国東市大分県と全国、九州・沖縄の有効求人倍率の推移 キヤノンの子会社、大分キヤノン(大分県国東市)が踏み切った1千人規模の請負・派遣ら非正社員の削減は地域の経済を一気に冷え込ませようとしている。大企業の工場が相次いで進出し、「雇用の優等生」だった大分県にも戸惑いが広がる。(野崎健太、神庭亮介、竹下隆一郎) ■怒る暇なく次の職探し 「怒っている暇もない。そんなことより職探し」 国東市にある大分キヤノンの工場で、約1年前からデジタルカメラの組み立てをしている20代の男性。11月に請負会社から雇用契約の中途解約を予告された。年内に従業員マンシ