アメリカとカナダのイケアで販売されていた「MALM」シリーズのモデルのチェストで子どもの死亡事故が相次いだ件で、ノースアメリカ・イケアは死亡した3人の子どもの家族に5000万ドル(約58億8,400万円)の賠償金を支払うことを発表した。 このチェストには、壁に固定されていない状態で抽斗を開けると不安定になり、手前に転倒しやすくなるという問題点があった。北米では転倒したチェストの下敷きとなった子どもが6人も死亡している。 今回、賠償の対象となった子どもたちの名はカーレン・コラス、カムデン・エリス、テッド・マクギー。3人とも事故当時わずか2歳だった。テッドが3人目の犠牲者となった直後の今年6月28日、イケアは製造時期が重なる同型のチェスト3,600万台を自主回収し、MALMシリーズの販売を休止。3家族はイケアを相手取り損害賠償請求訴訟を起こしていた。 被害者家族とイケアは合意に達し、賠償